熊本地震5年目を過ぎた先日の日曜日。くまモン記者団@南阿蘇村の修了式を実施しました。
くまモン記者団は、平成28年熊本地震の翌年の秋に発足。南阿蘇村にある5つの小学校の四年生から六年生、約30名で結成しました。ジャーナリストの堀潤さんのワークショップで「伝えること」について学び、移り行く南阿蘇村の自然の営み、季節の催しなどを発信してきました。
地震から5年目を迎え、まだまだ小さくて幼かった記者たちは、みんな等しく歳を重ね、中学二年生から高校生になりました。学校にカメラや端末を持っていくことが禁じられており、週末も何かと忙しい日々を送る子どもたちは、なかなか投稿する機会が少なくなり、ひとり抜け、ふたり抜け、最終的には7名になっていました。また、その間、5つあった小学校も統廃合で3つになりました。そこに、コロナが追い打ちをかけたため、思うように活動することが難しくなったのです。さびしいですが、いったん解散することになりました。
修了式には、6名が参加。昨年は、一度だけZOOMミーティングをしましたが、記者たちとリアルに会うのは本当に久しぶり。みんな、すっかり大人っぽくなっていました。
これまでの活動記録をみながら、ひと通り思い出を振り返ったあと、それぞれ考えてきた最後の投稿。企画者である小山薫堂さんからの心温まるメッセージも届き、一人づつこれまでの感想とこれからの目標を発表。最後に、修了証を授与し、記念撮影をしました。
いったん解散はしますが、新しい旅立ち。これから大人になって、自分の端末を持つようになり、InstagramやTwitterに南阿蘇村のことを発信するときは、いつまでも、♯くまモン記者団 をタグ付けてほしいなと思います。
終了後は、この春にオープンした「マルデン」でランチ。もともとは崩落した阿蘇大橋の近くにありましたが、ちょっと離れた広大な場所に移転。くまモン記者団メンバーで最後まで仮設住宅に住んでいた夏音ちゃんの実家です。多感な時期、5年近くもの仮設住宅暮らしは大変だったと思います。「マルデン」は、赤うしのステーキ、ハンバーグとカレーがおいしいお店で、今後、デイキャンプやバーベキュー、アウトドア体験ができるスペースも出来ていくようです。
熊本地震直後からご縁のあった人々も、それぞれが新しい歩みをはじめています。
くまモン記者メンバーも、さらに新しい一歩を踏み出します。修了式は、メンバーの成長を実感した、感動的な時間でしたが、これからもみんなの成長を見守っていきたいと思います。今日、最後の投稿をしていますので、ぜひ、投稿をチェックしてください。
くまモン記者、お疲れさまでした。思うように記事に出来ないことも多々あったと思います。一生懸命に取材している姿を見ていました!良い人生経験になったですね!経験を生かしてこの先も頑張ってね❗