一社)FOR KUMAMOTO PROJECTでは、20周年を迎えた熊本市現代美術館との共催で「炭という画材を使って絵を描くワークショップ」を開催します。
熊本市現代美術館では、現在、20周年企画展「Our Attitudes」を開催中。1980年代生まれの熊本出身作家の作品を取り上げ、この20年のうちに熊本から芽吹いた新たな表現が紹介されていますが、講師は、その企画展に出展している作家の一人で、東京を中心に活躍を続けている画家の坂本夏子さん。開館当時、第二高校で美術を学ぶ高校生だった坂本さんは、熊本市現代美術館開館記念のトークショーで、美術作家の横尾忠則さんに「美とは何ですか?」という質問したというエピソードも残っています。
今回は、炭という画材を使って絵を描くワークショップ。まずは一本の木炭で、さまざまなグレー(陰影)をつくることに挑戦し、素材に慣れてきたら、4種類のかたちの探し方を試して、それらを自由に組み合わせて絵をつくっていきます。かたちそれぞれにちがったグレーを与えて、生まれてくる空間や色彩のヴァリエーションを体験する、という内容です。かたちや色と対話しながら描いてゆくと、見えていなかった世界が立ち上がってくるかもしれません。
10歳以上であれば参加できるワークショップで、参加費は無料。熊本市現代美術館に新しく登場したART LAB MARKETで開催されます。現在、参加者を募集中ですので、興味のある方は、ぜひ、お申込みください。
【開催概要】
開催日 2022年10月29日(土) 13:30-16:30
場所ART LAB MARKET
料金・参加費無料
定員20名 *事前申込制(先着順)
対象10歳以上
【申込方法】
メール:gamadas@camk.or.jp
電 話:096-278-7500(熊本市現代美術館)
①氏名 ②電話番号 ③年齢を明記のうえ、お申込みください。
■坂本夏子(Our Attitudes出展作家)
1983年熊本市生まれ、東京在住。画家。絵画でしか表すことのできない世界への興味を推し進め、不可逆な制作プロセスの組み立てを経て描き、思考の抽象化を試みる主な展示に「絵画の庭 – ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、2010)、「魔術/美術 – 幻視の技術と内なる異界」(愛知県美術館、2012)、「であ、しゅとぅるむ」(名古屋市民ギャラリー矢田、2013)、「はじまり、美の饗宴展すばらしき大原美術館コレクション」(国立新美術館、2016) 、個展「迷いの尺度 – シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」(ANOMALY、2019)など。