JAPAN LIVE YELL project『THEハレ舞台』

事務局をつとめている「くまモンダンス部」は、先日、小山薫堂さんが構成する「THEハレ舞台」というYouTube番組に出演させていただきました。

この「THEハレ舞台」は、コロナ禍により失われた文化芸術活動・参加の機会をどうにかして取り戻したいという、出演者、スタッフ、ファンなどライブに関わるすべての人の気持ちに応え、文化庁と連携して活動の再開を力強く後押しする全国規模の事業、「JAPAN LIVE YELL project」(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)。今年度、全国27地域と取り組んだプロジェクトの集大成として、各地で工夫を凝らして行われたイベントを紹介するとともに、すべてのライブ関係者にエールを贈るオンラインプログラム。

番組では、各地で取り組まれたライブの映像とそこに関わる人々の想い、そして舞台を支えるスタッフにもこれまでにない切り口で光を当てご紹介。松任谷由実さんをはじめ出演者それぞれが、ライブへの想いを語ります。また、会場のステージでは、今年度発表の機会を失っていたくまモンダンス部や埼玉県立杉戸高等学校ダンス部がパフォーマンスを披露。全国でライブの灯をともし続けようと奮闘しているすべての人々へのエールをこめて、松任谷由実さんが「守ってあげたい」「春よ、来い」を歌いました。

「THE ハレ舞台」は、「JAPAN LIVE YELL project」と「みんなの応援村」がタイアップした企画で、「JAPAN LIVE YELL project」のエール・アンバサダーであり、「みんなの応援村」の応援団員も務める松任谷由実さんのほか、「みんなの応援村」実行委員の松任谷正隆さん、小山薫堂さんが出演し、中井美穂さんがMCを務めます。番組タイトルの「ハレ舞台」には、「みんなでまた最高の晴れ舞台を作ろう」という希望の想いが込められています。

昨年8月から今年3月、全国で行われた「JAPAN LIVE YELL project」の数ある企画からピックアップした9つのライブと、コロナ禍の中、そのライブ開催に奮闘した様々な方の想いを紹介します。また、今年度一度もステージに立つことができなかった3年生も含めた埼玉県立杉戸高等学校ダンス部や、10周年のイベントが中止となったくまモンダンス部によるライブステージも披露されます。さらには、番組の進行と合わせて、ステージのセットを設営する様子も紹介され、裏方として活躍するスタッフにもスポットを当てているこれまでにない切り口の番組です。

 

「JAPAN LIVE YELL project」のエール・アンバサダーを務める松任谷由実さんは、全国から寄せられたライブ映像と人々の想い、そして会場のステージに満たされたライブのエネルギーに共感し、「エールを贈ることは、自分にもエールを贈ること」「一緒に元気になりたい」と想いを語ります。
今回の会場は、半年前に、松任谷由実さんが「春よ、来い」を歌った応援ムービー「ライブのリレー」が収録されたステージです。半年を経てライブが徐々に再開される中で、つぎはぜひお客様に戻ってきてほしいとの願いを込めて、そしてすべてのライブ関係者へのこれからの応援を込めて、「守ってあげたい」「春よ、来い」の2曲をお届けします。今回の「春よ、来い」では、楽曲を通して、松任谷由実さんと全国の人々の想いがつながり、エールを贈ります。

ぜひ、全世界配信されるくまモン&くまモンダンス部のパフォーマンスをご覧ください。

 

▼配信日
2021年3月28日(日)0時
▼配信場所
「JAPAN LIVE YELL project」公式サイト: https://jlyp.jp/
「THE ハレ舞台」

▼出演
松任谷由実さん、松任谷正隆さん、小山薫堂さん、中井美穂さん

▼ステージ出演
埼玉県立杉戸高等学校ダンス部、くまモンダンス部
(Key.)武部聡志さん、(Dr.)⼩⽥原豊さん、(Ba.)浜崎賢太さん、
(Gt.)遠⼭哲朗さん、(Cho.)今井マサキさん、(Cho.)佐々⽊詩織さん

▼映像出演
北海道、岩手県、秋田県、東京都、広島県、長崎県、熊本県、宮崎県で開催された
9公演の出演者、関係者の皆様

■「JAPAN LIVE YELL project」について
「JAPAN LIVE YELL project」(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)は、文化庁、芸団協、そして全国27都道府県の文化芸術団体が連携し、私たちの暮らしにもう一度ライブを取り戻す後押しをする、緊急プロジェクトです。
全国各地で、地域の特色を生かした個性豊かなイベントが延べ500本以上展開され、リアルな会場での参加だけでなく、オンライン配信を活用し、より多くの方にご参加いただける取り組みも行なっています。
新しい生活様式のもと、全国各地の芸術家やスタッフ、文化芸術に親しむ愛好家・子供たちは、かつてないチャレンジに取り組んでいます。知恵を絞り、工夫を重ね、舞台の幕を開け始めています。ライブを愛する人々と、もう一度感動と喜びを分かちあうために。「ライブからのエール」を贈るために。ぜひもう一度、ライブの醍醐味に触れてください。きっと新しい出会いが見つかるはずです。リアルやオンラインでの参加を通して、魂を揺さぶるステージを届けてくれる表現者やスタッフに向けて、「ライブへのエール」をぜひお贈りください!

○名称:JAPAN LIVE YELL project(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)
○期間:2020年8月~2021年3月
○参加27地域:北海道 岩手県 秋田県 山形県 埼玉県 東京都 神奈川県 新潟県 石川県長野県 愛知県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 広島県 愛媛県 高知県 福岡県 長崎県
熊本県 大分県 宮崎県 沖縄県
○主催:文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/27都道府県の実施主体
協力:劇場、音楽堂等連絡協議会/公益社団法人全国公立文化施設協会/公益社団法人日本オーケストラ連盟
※文化庁 令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「生徒やアマチュアを含む地域の文化芸術関係団体・芸術家によるアートキャラバン」

■「みんなの応援村」について
「みんなの応援村」とは、全国各地の様々な地域で懸命に生きる人たちを応援する官民連携のプロジェクトです。地域活性化・コミュニティの再生(人を孤独にしない)という応援村の社会的使命と役割を果たすため、自治体首長が中心となり令和2年5月18日に実行委員会を組成(実行委員長:鈴木康友浜松市長、実行委員長代理:鈴木英敬三重県知事)。同実行委員の松任谷正隆氏・小山薫堂氏が発案し、50を超える自治体が参画・約1万2,000人の子どもたちが参加した「77億人えがおプロジェクト」など具体的な取組を推進しています。

「えがおのパネル」贈呈式

昨年9月、これまでも被災地に寄り添い続けているイラストレーター・小池アミイゴさんと令和2年7月豪雨の被災地6市町村を廻った、自分の笑顔の似顔絵を描くワークショップ!「みんなの応援村」の77億人えがおプロジェクトの一環として取り組みました。

今回、熊本県内のコロナの新規感染者も落ち着き、「みんなの応援村」実行委員の小山薫堂さん、松任谷正隆さん(音楽プロデューサー)、中井美穂さん(アナウンサー)、そして、応援団の松任谷由実さん(シンガーソングライター)からのメッセージも届いたことを受け、仮設住宅の集会所「みんなの家」に展示していただくパネルを作成し、仮設団地の住民が一番多い、球磨村渡地区仮設団地で贈呈式を行いました!
改めて確認したことですが、令和2年7月豪雨では、熊本県内に20か所以上の仮設団地が出来ており、まだまだ手付かずの場所もあるようです。

パネルの制作も小池アミイゴさんが担当。素敵なデザインに仕上がりました。

贈呈式には、くまモンも駆けつけてくれて、実際にワークショップに参加してくれた渡保育園の子どもたちと一緒に、住民代表の方に贈呈。早速、「みんなの家」に掲げていただきました。

贈呈式が終わったあとは、「芸術の都ACTくま100」のみなさんによるミニコンサート。くま100のみなさんも、平成28年熊本地震発災直後より、芸術活動による被災者の支援を続けてこられています。
事務局もつとめる柴田敏子さんの歌は、人吉ゆかりの犬童球渓が作詞した「旅愁」「いのちの歌」。藤田勇人さんによるアコーディオンの演奏も素敵でした。

今回は、球磨村の4つの仮設団地の「みんなの家」への贈呈でしたが、今月中には、人吉市、山江村、八代市、芦北町、津奈木町の仮設団地「みんなの家」にもポスターをお届けする予定です。